2003-12-05から1日間の記事一覧

私と世界の関係、主客分離は擬似問題である。 (第二章、第三章)

「現存在はさしあたり自己の内面圏内に封じ込まれていて、それがなにかを志向し把捉するときになってはじめてそこから超え出てゆくというようなわけではない。むしろ現存在は、それの原義的な存在様相からいって、いつもすでに発見されている世界において出…

  【  M・ハイデガー『存在と時間』  】  

『存在と時間(上)』(ハイデガー選集、細谷貞雄他訳、理想社、1927)(以下、ページ数は選集版による)『存在と時間(上)』(細谷貞雄他訳、ちくま学芸文庫、1927)『存在と時間Ⅰ』( 原佑他訳、中公クラッシックス、1927)『存在と時間(上)』(桑木 務訳…