【14】 全体的哲学としての完全な現象学

ここにおいて伝統的な哲学──普遍的な学としての哲学──が復興される。
この哲学は、次の二つの領域に分かれる。

第一哲学
形相的現象学(普遍的存在論
第二哲学
経験的現象学(事実の全体を総合的に包括する超越論的な間主観性に関する学)

第二哲学は第一哲学によって基礎付けられる。*1
全ての学問は、普遍的な学である真の哲学を充実させる目的で存在する。*2